バイク整備やるぞ!
素人でもやればできるさ!
バイク屋に整備に出してから乗り続けること5年
オイル交換くらいで特に不具合もなく走れるYBR125は、コスパ最高クラスのバイクであることは間違いありません。
今回はバイク整備技術を身に付けるべく、自分でブレーキフルード交換にチャレンジしてみました。
意外と簡単でしたが、実際の交換作業中に問題点と注意点がありましたので、同じような方のため&備忘録として載せておきますので参考にしてみてください。
- バイクの整備技術を身に付けたい
- ブレーキフルード交換は初心者でもできるか? → 余裕でした(問題点以外)
- 初めて交換にチャレンジするときに必要な物を知りたい
バイクのブレーキフルード交換方法をYoutubeで予習
Youtubeで参考にした「DIY道楽 テツ」氏の動画
ありがとうございます。
ブレーキフルード交換・店とDIYの料金比較
項目 | バイクショップ | DIY |
ブレーキフルード | 工賃込みで2000円前後 | 847円 |
工賃 | 0円 | |
道具・工具 | 不要 | 308円 今回購入したもの
|
DIYは合計すると、1155円
しかしブレーキフルードは1/4も使っていないので、1/5使ったと仮定して約170円
→実質478円
店に頼んだときとの差額は1500円以上!
DIYおいしいです。
必要なもの・道具&工具
- ブレーキフルード:BF-4・1L
- パーツクリーナー:840ml
- 透明色のビニールチューブ:内径5mm・70cm
既に持っている道具&工具で準備したもの
- 注射器
- プラスドライバー
- メガネレンチ
今回自作したもの
- オイル処理ボックス(廃油処理に使用)
→オイル処理ボックスは自作がおすすめ
- コスパで選んだブレーキフルード(業者のように大量消費しない個人使用ならコレが最強コスパ)
- 585円/0.5l・847円/Lと、かなりお得なブレーキフルード
- みんカラの整備手帳に上げている方にもよく使われており、問題ないという確証あり
→KYK / 古河薬品工業 ブレーキフルード BF-4の評価・評判・口コミ
気になったので調べてみました。
- BF → JIS規格
- DOT → FMVSS規格(米国自動車安全基準)
BF4とDOT4は規格が異なるだけで、中身はほとんど同等のもの
- ブレーキフルードがタンクや車体に付くと塗装を痛めてしまうので、交換後に使用
- 有名なKUREのパーツクリーナー(Amazonプライム会員であれば送料無料ですが、会員でない方が単体で購入すると送料が高いのでホームセンターでの購入がおすすめ)
- 今後も整備するなら1本は持っておくべし
私はホームセンターで5mmのビニールチューブを探していると、パーツクリーナーが200円で売っていたので即買いしました。
ビニールチューブは70cmで約65円
注射器は、以前100均で購入したもの(ホームセンターにもありました)
- プラスドライバーとメガネレンチは家庭にあるような工具セットのものでOK
- 私が持っているのはこの工具セットの旧バージョン
- 安物なので頑丈さがメーカー品に比べると劣りますが、10年前バイク購入時に買った工具セットが今でも使用できているのでコスパは悪くないはず
オイル処理ボックスは自作がおすすめ
自作のオイル処理ボックス(廃油処理用)ですが、ついでにオイル交換も使用するのでオイルの1L+ブレーキフルード少量を考え、トイレットペーパーは2コにしました。
ダンボールは袋の形を保つ&袋からオイル漏れしたときの受け皿にもなるので便利
オイル処理ボックスは、通販だと量が多いものばかり&価格が意外と高いので、自作しました。
(面倒な方や時間を金で買うという方は購入してください)
実際にかかった費用を計算してみると
- ビニール袋:100均で購入した1円/枚+税
- トイレットペーパー:1ロール22円とすると、2ロールで44円
- 紙:通販で中身を固定するために入っていたものなので、0円
- ダンボール:もちろんタダなので、0円
合計45円なので、かなり安く廃油を処理することができました。
質の良いトイレットペーパーを使用していたとしても2ロールであれば100円以内で済むので、DIY好きな方は自作がオススメです。
よく売れているブレーキフルード&おすすめブランド
ホンダ(HONDA)のブレーキフルードが信頼性が高い&1番売れているようです。
次によく見るのがヤマハ(YAMAHA)のブレーキフルードと
ワコーズのブレーキフルード
ブレーキフルード交換手順
交換前はセンタースタンドを使用&ハンドル角度を調整してリザーバータンクが水平にしましょう。
リザーバータンク周りをウエスで覆う
ブレーキフルードが塗装面に垂れると、すぐに拭き取らないとダメージを与えてしまうので、なるべくキレイに覆いましょう。(捨てる予定だったTシャツを使用)
なるべく垂らさないよう注意しよう!
ネジ・カバーを外す
ネジとカバーを外す(1つのネジが固くて外すのに苦労したのは問題点に記載)
リザーバータンクのブレーキフルードはできるだけ捨てておくと作業効率UP
リザーバータンク内の古いブレーキフルードをできるだけ捨てておく
開けてみると、(真っ黒に見えますが)完全な茶色でした。
注射器を使い、吸えるだけ吸ってオイル処理ボックスに捨てると捗る。
新しいブレーキフルードを注ぐ
新しいブレーキフルードは多めに注ぎます。(古いフルード)
キャップを外し、メガネレンチをセット&ホースをハメる
キャップは引っ張れば外せます。
メガネレンチをセット&ホースをハメたら、空気が逆流しづらいようにホースを引っ掛けています。(画像は既に古いオイルを排出中のもの)
ホースの太さは5mmで結構キツめでした。(ホームセンターには6mmの透明チューブもあったのでそちらでも良かったかも)
ブレーキを握る&メガネレンチで古いブレーキフルードを排出
ブレーキを握りながらメガネレンチをクイックイッと開閉させると、古いブレーキフルードが少しずつ出てきます。
(オイル処理ボックスを作ったついでにオイル交換も行ったので、トイレットペーパーの左は古いエンジンオイルで汚れています。右の薄い茶色っぽくなっているのが古いブレーキフルードの汚れ)
- ブレーキを2~3回ニギニギ(ブレーキを握ったまま)
- メガネレンチを緩める → 即締める(ブレーキフルードが少し排出)
- リザーバータンクのブレーキフルードが減ったら新しいフルードを継ぎ足す
キレイなブレーキフルードが出てくるまで上記を繰り返す
キレイなブレーキフルードが出てくるようになったら、リザーバータンクのブレーキフルードをLOWより上まで注ぎます。
エア抜き
ブレーキフルード排出口やブレーキフルードの通り道のすき間などにエアが残っている場合があります。
エアを残さないために、ブレーキをニギニギしたり、ブレーキを握ってパッと離したりを繰り返してください。
エアが抜けると段々ブレーキが固くなってくるので、気が済むまでやりましょう!(明らかにエア抜きする前よりもブレーキを握ったときのハンドルとの距離が変化しているはず)
エア抜き終了後、逆の手順でキャップとリザーバタンクを戻せば交換完了
交換後はニギニギしすぎて手が疲れていましたw
問題点
リザーバータンクのネジが外れない
左のネジがなかなか外れなかったため、下へ体重をかけながらゆっくり回すことで外すことができましたが、ネジ穴が少しなめてしまいました。
YBRのネジ類って柔らかくて脆いよね。。
今回はなんとか力技でネジが外れましたが、今後のことを考えて新しいドライバー or なめたネジ用ドリル等を検討した結果
ワニドラに決定!
使用感:若干緩いかな?と思うようなネジにもピッタリフィットしました。回しやすいグリップなのも評価できるポイント(普通のドライバーを使わなくなりました)
- なめたネジも新しいネジも両方回せる
- ハンマーで叩ける座金付 → 特殊刃先形状で新たな溝を作る
- 靭性・耐摩耗性に優れた高級クローム・モリブデン・バナジウム鋼を採用
- マグネット付
- グリップは力の入りやすい楕円形
マグネットは弱めなので、一度磁石を付けて磁力を増加させるとさらに使いやすいよ。
詳細は公式動画を見てください。
まとめ:ブレーキフルード交換してみて
交換作業で難しいことは特にありませんでした。
やればなんとかなるものです
YBR125の整備をしていると、ネジが固いのはよくあることなのでいくつか対策を立てておくと良いかもしれません。
- ワニドラなど、ネジ穴がなめたとき用の工具を購入
- 556など潤滑剤の活用
本当に固くて外れないネジやナットを外すときは、556よりもワコーズのラスペネが効果があるという話なので、次に外れないネジがあったら試してみたいと思います。
現場からは以上です!
ではまた(#`・ω・´*)/
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