N(ニュートラル)が入りづらい。
シフトシャフトホルダー使え。
取り付けた!
ジクサーはニュートラルに入りづらいと思いますか?
→はい
→いいえ
オイル交換しても入りづらいですか?
→はい
→いいえ
「はい」と答えた方へ送る記事です。
- Nが入らない or 入りにくいので改善したい
- ギアが中途半端でシフトポジションが表示されない頻度を減らしたい
- シフトシャフトを保護したい
- ギアチェンジ(変速)時のカッチリ感を復活させたい
- シフトシャフトホルダーを自分で取り付けたい or 取付方法を知りたい
ジクサーSF250NHK問題が頻発!?
ニュートラルに入らない・入ってくれない問題はスズキのジクサー250・ジクサーSF250だけではありません。
※これ以降、ニュートラルに入ってくれない問題=NHK問題と略します。
調べてみると、ホンダ・ヤマハ・カワサキ・ハーレー・BMWなど日本・海外メーカー関係なく結構多くのバイクで検索されている。
→NHK問題はメーカー問わず、バイクに共通する話
実際、オイル交換で少しだけ改善することはあってもオイルが劣化したら入りづらいので根本的な解決とはなりません。
足で優しく上げても引っかかるときがある。
ニュートラルに入らない原因とは?
NHK問題のよくある原因&自分でできる解決(改善)方法2つ
- ギアが噛み合っていない
→バイクのNHK問題解決方法1:運転技術編へ★リンク貼る - シフト(チェンジ)ペダルが操作しづらい
→シフトペダル(チェンジペダル)の位置調整
→バイクのNHK問題解決方法2:ペダル調整編へ★リンク貼る
実際に1を試してみたところ、確かにニュートラルに入りやすくなります。
しかし、引っかかることがあったり、シフトポジションが表示されないのはほとんど変わりませんでした。
ジクサーのシフトペダル位置(ノーマル状態)で操作しづらいと感じたことはないので今回2の方法は不要
ジクサーのNHK問題の原因とは?
調子の良いときはスコンと入るんです。
しかし、慣れたはずなのにシフトペダルが引っかかった感じになりスコンと入らない。
これはジクサーのようにシフトシャフトが長いバイクによく起こるので、紐解いてみます。
- 1速からニュートラルに入れるため優しくシフトペダルをつま先で上げる
- シフトシャフトがしなる
=ギアの変速に使われるべき力がシフトシャフトのしなりに働く - 引っかかったような感じになり、ギアがニュートラルに入らない
- ニュートラルを通り越して2速に入る
イメージはこんな感じ。
この現象はジクサーのようにシフトシャフトが車体から長く出ているようなバイクで起こりやすい。
そのため3の方法:パーツ取付に自分でチャレンジしてみました。
→バイクのNHK問題解決方法3:パーツ取付編へ★リンク貼る
バイクのNHK問題解決方法1:運転技術編
運転技術といっても簡単なもので、大した話ではありません。
ギアチェンジのやり方を工夫するだけです。
参考:ニュートラルが出ないときの裏ワザって? – RIDE HI
上記リンクはシフトのコツやハーフストロークについて画像&動画で解説があるため非常に分かりやすいです。
- それぞれ運転技術項目
→ジクサーSF250で試してみた結果
- クラッチレバーを握り、走行中にニュートラルに入れる
→止まってから入れるよりは明らかに入りやすいが、スムーズに入らないことがある - 低速走行中に2速の状態でクラッチレバーを握らず、一瞬だけ軽く踏んでニュートラルに入れる
→入りやすい
停止中
- 車体を前後に揺らしながらニュートラルに入れる
→入りやすくなることがある - エンジンを切ってからニュートラルに入れる
→あまり変わらない。しかし今回は走行中にニュートラルに入れたいため解決とはならず - 車体を前に10cmだけ動かしてからニュートラルに入れる
→ギアが噛み合う位置にくるとスコンと入る
共通(走行停止どちらも)
- 1速から上げるだけではなく、2速から下げてニュートラルへ
→ソフトタッチでたまに入りやすいが1速からの方が入りやすい
自分にどれが合うか、実際にバイクに乗って試してみるのが一番です。
バイクで個体差があるので上記のやり方で改善され、不満はないという方はパーツ代が浮きましたね!
私も上記を試しましたが、以前乗っていたバイクよりも明らかにニュートラルに入りにくいと感じていました。
バイクのNHK問題解決方法2:ペダル調整編
シフトペダル(チェンジペダル)の位置調整を行いますが、今回は不要のため分かりやすいHondaGOのリンクを貼っておきます。
「シフトペダル」と検索するとCB250Rのシフトペダル調整方法が分かりやすく記載されています。
ここからが本番。シフトシャフトホルダー取付!
バイクのNHK問題解決方法3:パーツ取付編
AGRASシフトシャフトホルダーとは?
AGRAS(アグラス)のシフトシャフトホルダー本体
キレイだろ?8,800円もするんだぜ。
AGRAS公式HPでのシフトシャフトホルダーの説明では
- アルミ削り出し
- シフトシャフトを保持し、シフトチェンジ時のシフトシャフトのたわみを軽減
という効果
実際にシフトシャフトのたわみ(ブレ)を計測している方の動画 – Youtube
ちなみにAGRASではジクサーSF250用のパーツも多数取り扱っています。
ジクサーSF250用AGRASシフトシャフトホルダー取り付け方
初期のシフトシャフトとネジ位置の確認(画像クリックで拡大)
カウル(カバー)は一応ネジを取っておきました。
シフトシャフトホルダー取付前の準備として
- ギヤシフトレバーを踏んだときのシャフト位置がズレないように赤ペンで印を付ける
- 赤丸:取り付けるネジ位置の確認
- 矢印:取付前に取り外すサイドスタンドスイッチの黒ネジ2カ所
シフトシャフトとギヤシフトリンクへの印だけは絶対に付けましょう。
一度外してズレた場合、シフト操作に悪影響が出る可能性があります。
シフトシャフトを覆っているギヤシフトリンクを外すため、ボルトを反時計回りに回して矢印方向へ完全に抜く。(スパナまたはメガネレンチ10mm)
矢印方向にギアシフトリンクを引っ張り取り外します。
黒ネジ2カ所を外し、サイドスタンドスイッチを取り外す。(スパナまたはメガネレンチ10mm)
シフトシャフトホルダーのボルト&ネジ先端には保護のためキャップ(ゴムホース)が付いているので外します。
キャップを持って思いっきり引っ張ってみましたが、かなりキツいサイズのため全く取れませんでしたw
コツとかいる?考えるな!感じるんだ。
これで取付準備OK!
取付前にシフトシャフト周りをキレイにしてから
シフトシャフトホルダーを矢印方向に挿し込み、ボルト2カ所を締める(六角レンチ左:5mm、右:4mm)
サイドスタンドスイッチ、ギアシフトリンクの順で戻せば完成(スパナまたはメガネレンチ10mm)
シフトシャフトホルダーを取り付けてみた結果
- Nが入らない or 入りにくいので改善したい
→取付前と比べると明らかに入りやすい - ギアが中途半端でシフトポジションが表示されない頻度を減らしたい
→出ないことはないが、頻度はかなり減少 - シフトシャフトを保護したい
→保護されました - ギアチェンジ(変速)時のカッチリ感を復活させたい
→ココの変化が一番! - シフトシャフトホルダーを自分で取り付けたい or 取付方法を知りたい
→取付はググれば先人がいるので迷うことはほぼなし
→取付方法UPしました
取付前と比べて明らかにギアチェンジがカチッと決まり、今まで感じていた引っ掛かりがなくなりました。
これにてジクサーSF250のNHK問題は無事解決!
バイク生活はまだまだ続きますし、快適になるのであればと購入に踏み切った結果
→運転技術の新たな知識を手に入れるとともにパーツで解決することに成功
小さいパーツでここまで変化があるとは驚きました。
一応シフトシャフトホルダーの評判はググっていましたが、試してみて良かったです。
おまけ
シフトシャフトホルダー裏側
シフトシャフトホルダーの裏側もキレイです。
AGRASシフトシャフトホルダーパーツ詳細
シフトシャフトホルダーのパーツはこんな感じ(画像クリックで拡大)
サイドスタンドスイッチはOMRON
サイドスタンドスイッチを裏返したところ、OMRONでした。
現場からは以上です!
ではまた(#`・ω・´*)/
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