車のバッテリー交換したいけど、安いのはどこか知ってる?
店はボッタクリ価格だから、自分で交換がおすすめだよ。
こんにちは、自称節約家のしゃおです。
車を購入後、バッテリー交換なしで5年目を迎えたので、突然のバッテリー上がりを避けるため予防整備としてバッテリー交換にチャレンジしてみました。
事前にググっていましたが、作業中に迷うところがあったので、次回交換時のため備忘録として残しておきます。
かかった費用ですが、店に頼むのに比べて半額程度に抑えられたので、満足度もかなり高いです。
ポイントさえ抑えておけば簡単なので、自分でバッテリー交換をしてみたいという方は参考にしてみてください。
初めてのバッテリー交換時に準備・購入したもの
バッテリーは定番のカオス
- 人気通販サイトの売れ筋ランキングトップ10をほぼ独占するPanasonic製カオスバッテリー
- 大容量&低下した電圧がすぐに回復するクイックチャージ性能で省燃費に貢献
- アイドリングストップ寿命長持ち約1.77倍
- 液が減るのを防ぐ減液抑制性能 約1.95倍により、バッテリー液補充の手間を軽減
- バッテリー本体の軽量設計(Nサイズで約1kg軽量化)
- カーオーディオの音が変わる
- こだわりの日本製:品質を徹底的に追求するため、鉛の加工から組立まで国内生産(信頼性が高い)
- 製品保証期間:2年
- 適合:N-55、N-65、N-80
バックアップ電源で機器のリセットを防ぐ
- 時計・ナビ・オーディオ・ラジオ局設定などメモリー消失を防ぐ、カーメイトのメモリーキーパー
- 車両との接続は車内のOBD2(OBDⅡ)コネクターを利用するため、バッテリー脱着作業の邪魔にならず、誤って取れてしまうこともなく簡単・確実に使用可能
- 見やすい3つのLEDインジケーターを装備
- 単4型アルカリ乾電池(6本使用)で、電池を交換すれば使えるため、充電式のように電池の劣化を気にしなくてOK
必要な道具・工具
- ゴム手袋(100均のでもOK)
→安全のため - 10mmスパナ(工具セットに入っているやつで十分)
→バッテリー端子のナットを緩める&締める - 乾いた布(古くなったTシャツの切れ端を使用)
→外したバッテリー+端子の保護 - 硬くしぼった雑巾×1
→掃除用
1番安い&お得なバッテリー価格・交換方法とは?店舗の交換費用と比較
例として、今回購入した「N-N80/A3」で比較してみます。
交換方法・場所 | バッテリー価格 | 交換費用・工賃 |
ディーラー | 27,500円 ※ ディーラーに確認済 | 無料~2,000円程度 (近くのディーラーは工賃無料) |
カー用品店 | 無料~500円+税 (会員は無料、持ち込みは店舗による) | |
DIY(自分で交換) | 14,235円 (+Amazonや楽天ポイント) | 無料 |
※ディーラーは純正品「N55」に交換となるため、Panasonicのカオスバッテリーに比べて性能が落ちる(容量が少ない)
ホンダ純正のバッテリー「N55」が通販で2万~2万4千円
ホンダディーラーへ確認した結果、税込27,500円が定価&工賃無料でボッタクリではないようです。
ホンダHPにはアイドリングストップ車用バッテリーの保証は18ヵ月または3万kmとありました。
純正バッテリー高い。
カー用品店は店舗によっては「交換費用・工賃無料!」とお得に見えますが、バッテリー価格に上乗せされているため、合計としては結局2万円も高いです。
ディーラーの純正品N55とカオスN80を比較(単純計算)してみると、55/80=0.6875
ディーラーは価格が高い割にカオスよりも3割容量の少ないバッテリーとなります。
ちなみにPanasonicカオスバッテリーの製品保証期間は2年と純正よりも長い
さらに製品保証延長キットを同時に購入すると3年に延長
セットが安い場合はこちらがおすすめ
自分で交換すれば、確実に1~2万円安い&高性能なバッテリーに交換可能となります。
適合バッテリーの調べ方&選び方
- 車検証を見る
- Webサイトで検索する
車検証で製造メーカー&車両の型式を確認
- メーカー → ホンダ
- 車両型式 → DBA-GK8
車の適合バッテリーが検索できるWebサイトは数多くありますが、購入予定のバッテリーメーカーのサイトで検索すればOK
- バッテリー適合検索 – Panasonic ←こちらで適合するカオスバッテリーが検索可能
- 適合バッテリー一覧表
例) > >カローラ ツーリングの純正バッテリー
> >シャトルの純正バッテリー
今回はカオスバッテリーの検索をしたいので1番目のPanasonicのリンクから検索
- フリーワードを入力(例:シャトル)
- メーカー+車種を順番に選択(例:ホンダ >サ行 >シャトル)
どちらでも簡単に検索できるため、使い勝手が良いですね。
検索後、車検証の車両型式「DBA-GK8」であることを確認後、新車搭載バッテリー形式の
- 標準搭載(雪国ではないのでこちらを選択)
- 寒冷地仕様
どちらかのバッテリーの型番をクリックすると適合するカオスバッテリーをすぐに見つけることが出来ます。
ホンダシャトルの適合バッテリーは「N-N80/A3(2018年モデル)」と「N-N65/CR(2019年モデル)」だと分かります。
スペックを比較すると
- バッテリーサイズ(高さ・幅・長さ)はどちらも同じ
- 容量と価格・何年モデルかの違いくらい
となり、2018年モデルのためか、容量の大きいN80の方が価格が安いので「N-N80/A3」を購入しました。
参考:カーバッテリーの基礎 – FURUKAWA BATTERY
バックアップ電源は必要か?
バッテリーは車の始動時をはじめ
- ヘッドライトやブレーキランプ、ルームランプなどのランプ類
- カーナビやオーディオ、パワーウィンドウ、ワイパーなどの電装品
に電力を供給しています。
バッテリーに常時接続されていることで、時計やカーナビの登録地点・ラジオ局・パワーウィンドウなどの設定がメモリーに保存されています。
バックアップ電源を使用せずにバッテリー交換を行うと、メモリー上の情報が消えてしまい、再設定する必要があるので、手間を増やさないためにもバックアップ電源の使用を推奨します。
OBD2(OBDⅡ)コネクター接続できる車にお乗りの方は、バッテリーに直接作業中に外れる心配のないカーメイトの「SA202」
もし、OBD2(OBDⅡ)コネクターがない車種の場合は直接挟むタイプを購入しましょう。
バッテリー交換手順
メモリーキーバーでバックアップ電源を確保
メモリーキーパーに単4電池を6本入れる
電池は自宅にあった新品のものを使用しました。
1番左の電池マークLEDインジケーターの点灯し、電池容量があることを確認
ODB2コネクターを接続(メモリーキーパーから出ているケーブルを挿すだけ)
※車種ごとに微妙に位置が異なるので、「車種 ODB2 場所」などで検索してください
中央のバッテリーマークLEDインジケーターの点灯で、バッテリーが接続状態であることを確認
バッテリーを固定しているステーを外す
ナットを片方だけ緩め、銀色のL字金具を下げて固定されている穴から抜きます。
ステーを180度回転させ、ジャマにならない場所&傷防止のためタオルなどを敷いて置いておきます。
もし回転しづらい場合は、反対側のナットを少し緩めればOK
私はバックアップ電源がどれくらい持つか不安で、先にステーを外したよ。
バッテリー端子が抜きづらい場合を考慮すると、後にする or 少し緩める程度が良いね。
バッテリー端子を外し、新しいバッテリーに交換
バッテリー端子をマイナス→プラスの順で外し、新しいバッテリーに交換します。
(バッテリー端子の外し方は迷ったので、「作業中に迷ったところ&問題点」に記載)
バッテリー端子を外した状態でメモリーキーパーを見てみると、バックアップ給電LEDインジケーターが点灯しているのでバックアップ電源が動作していることを確認
バッテリー端子をプラス→マイナスの順で取り付け(同時にナットも締める)後、プラス側のカバーをパチっと締める。
ステーでバッテリーを固定
ステーを外したときの逆順で戻し、バッテリーを固定すれば交換作業は完了
廃バッテリーについては、車を購入したディーラーでオイル交換ついでに無料で処分してもらいました。
一応店舗へ事前に確認した方が良いですが、オートバックスは無料で引き取りOKなのでオススメ(過去に引き取ってもらった経験あり)
初心者がリアルに迷ったところを紹介
作業中に迷ったところ&問題点
バッテリーマイナス端子が外れない!?外し方のポイント
端子を固定しているナットを緩めたときに、考えていたよりも緩んでおらず外れない。
ナットを緩めたら、真上に引きながらグラグラしてやることで、少しずつ上に上がり外すことができました。(交換前に撮影した写真で良い角度のものがなかったため、画像は交換後のバッテリー)
バッテリープラス端子のカバーが外れない?外す必要はなし
プラス端子側にはカバーが付いていますが、初見だとどうすれば良いか迷いました。
「シャトル バッテリー端子 カバー外し方」でググってみたところ、左側を上に持ち上げればOK(青矢印はイメージ)
カバー内はマイナス端子側と同じようにナットを外せばバッテリー交換ができます。
バッテリーを固定するステーの位置や向き&高さが合わない!調整すべし
バッテリー交換後、ステーの位置と高さが合わない。
- ステーを外すときに回転させたためか、銀色のL字金具の位置や向きが合わない
→力を入れればL字金具が回り、固定するための穴に入れることができました。 - ステーの高さが合わない
→右側のナットも緩めて、左右2つのナットを少しずつ締めながら高さを調整すればOK
バッテリーを置く場所が汚れている!軽く掃除すべし
バッテリーを置く場所の底に葉っぱや砂が溜まっていたので、軽く掃除をしておきました。
バッテリー交換の効果&初めて交換した感想
- 旧バッテリーだと、5~10分走らないとアイドリングストップしない
→ 新バッテリーだと、発進後すぐにアイドリングストップする
1番分かりやすく実感したのは、アイドリングストップまでに走る時間が明らかに短くなったこと
普通に乗っている分にはバッテリーの劣化は感じませんでしたが、さすがに5年目ともなるとバッテリーは弱っていたのでしょう。
新車のときのアイドリングストップもこんな感じだったことを思い出しました。
- 迷うところはあったが、考えていたよりも簡単だった。
→次回交換するときに今回の教訓が使えるので、今回よりもスムーズに交換できるはず。 - ディーラーやカー用品店に頼むよりも1~2万得することができたのは大きい。
→浮いたお金で好きなものや子どものクリスマスプレゼントが買えます。
バッテリーの寿命は何年か?
バッテリーの製品保証は、ホンダ純正品が18ヵ月3万キロ、カオスが2年(延長保証で3年)です。
通常、「バッテリーの寿命は2~3年なので3年経過する前に交換してください」と言われていますが
- 月に1回しか乗らない
- 毎日数百キロ以上乗る
というような、バッテリーにとってハードな乗り方をしない限り、2年で寿命を迎えることはほとんどありません(少なくとも私は聞いたことがない)
普通の(上記に該当しない)乗り方&ハズレ個体でない場合は、3~4年以上持つのが普通です。
バッテリー寿命の判断について
- エンジンがかかりにくい or かからない
→充電してダメなら交換推奨(原因はバッテリーではなく、セルやオルタネーターの故障の可能性も。バッテリー交換で直らなければ点検してもらいましょう) - ヘッドライトが暗い(走行中ではなく、停車時の明るさを確認)
現在は減っているハロゲンランプの場合(LED電球は消費電力が少ないためか、分かりづらい)
→交換推奨 - パワーウィンドウの動作が鈍い
→充電してダメなら交換推奨 - バッテリーの電圧が下がっている(正常値:12.5V〜13V)
→ 12V未満であれば交換推奨(測定は自分で行うかスタンドなどで数値を聞いてください) - バッテリー液が変色 or 減っている
→バッテリー液を補充し、走行や充電器で充電しても電圧が正常値に戻らなければ交換推奨 - アイドリングストップ機能が効かない or 効かなくなってきた
→エンジン始動後ではなく、15分程度走行しても効かないのであればそのうち寿命がくるので交換推奨 - バッテリーランプが点灯
→バッテリーのプラスとマイナス端子がゆるんでいないか確認(軽くゆすってみたり)後、エンジンをかけてランプが消灯すればOK
→バッテリーの電圧測定で12V未満なら交換推奨
→バッテリーの電圧が正常値でランプが点灯している場合は、バッテリー以外が原因の可能性があるので点検してもらいましょう
気になったので調べてみました。
バッテリーを復活させる補充液&強化剤の効果は?
バッテリーを復活できるという商品があります。
実際に効果を検証されている方と専門業者の模範回答を載せておきます。
1 5年使用の弱ったバッテリーに補充液+強化剤を試してみた結果 → 3ヵ月で寿命
2 強化剤「電撃丸」の効果を検証 → ほとんど効果なし
3 バッテリー専門業者 → 効果は一時的なもので1年や2年延ばせるものではない
バッテリーの延命としてバッテリー液の補充や強化剤を投入するというメンテナンス方法はありますが、効果は一時的なものなので、車を使う予定のため今すぐにバッテリー交換ができない状況での簡易的な措置ということになりそうです。
結局バッテリー交換が1番安心安全
現場からは以上です!
ではまた(#`・ω・´*)/
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