米国株に投資するなら、「投資信託」と「ETF」どっちが良いの?
それぞれ一長一短があるから、自分に合う方を選ぶと良いよ。
こんにちは、自称節約家&投資家のしゃおです。
米国株の代表500銘柄にまとめて投資でき、ウォーレン・バフェット氏もおすすめしている『s&p500』
『s&p500』に投資する上で、「投資信託(インデックスファンド)」と「ETF」どちらを購入すべきか実際に購入売却し、比較してみました。
投資信託(インデックスファンド)とETF どちらを購入すべき?
結論からいうと、私は断然「ETF」派です。
投資信託とETFの比較サイトを見ると、ETFは売買手数料がかかるので、ほとんどが投資信託をオススメしている。
「実際に購入→売却」してみた結果
簡易比較表
比較項目 | 比較結果 |
運用管理費用 or 経費 | 投資信託 > ETF |
買付価格 | 投資信託 > ETF |
売付価格 | 投資信託 < ETF |
売買手数料 | 投資信託:0 < ETF |
配当利回り(分配金) | 投資信託︰設定来累計0、ETF︰四半期ごと |
最終的な利益 | 投資信託 << ETF |
※売買手数料:買付・売付時にそれぞれ発生する手数料
ETFは売買手数料がかかるので、投資信託の方がお得に見えます。
しかし、私が実際に「購入→売却」してみたところ、明らかにETFの方が多くの利益を得ることができました。
今回比較するのは、私も購入している以下の2つです。
- 投資信託:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- ETF:バンガード・S&P500 ETF(VOO)
それでは手数料から詳しく見ていきます。
投資信託とETFの手数料比較
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 運用管理費用(信託報酬)
ファンドの運用管理費用(信託報酬)は、年「0.0968%」
分かりやすくするため、ここから投資信託の管理費用は「信託報酬」で進めます。
購入時・売却時ともに手数料はかかりません。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) – eMAXIS
バンガード・S&P500 ETF(VOO) 経費・売買手数料
経費
VOOの経費は、年「0.03%」
バンガード・S&P500 ETF(VOO) – Vanguard
バンガード・S&P500 ETF(VOO)が買付手数料無料は大きい!
買付手数料
『バンガード・S&P 500 ETF』の買付手数料無料化について、楽天証券は「1月6日~」、SBI証券は「5月15日~(2020/1/2現地約定分よりキャッシュバック形式で実質無料化)」となっています。
売付手数料
売付手数料は、約定代金の「0.495%(税込み)」
※楽天証券では、約定代金が2.22ドル以下で手数料が無料になりますが、証券会社によって若干異なります。
S&P500 手数料の比較結果
比較項目 | 投資信託 | ETF |
信託報酬 or 経費(年) | 0.0968% | 0.03% |
買付手数料 | 無料 | 無料 |
売付手数料 | 無料 | 0.495% |
投資信託の信託報酬は、ETFの経費に比べて、3倍以上の手数料が毎年かかります。
売付手数料は、売るときに一度かかります。
それでは投資例を見ていきます。
投資例
30万円分購入後、10年間保有し、売却したとすると
比較項目 | 投資信託(円) | ETF(円) |
価格 | 30万 | |
買付手数料 | 0 | |
信託報酬 or 経費(年) ※1 | 290(30万×0.0968%) | 90(30万×0.03%) |
信託報酬 or 経費(10年) | 2900 | 900 |
10年後の価格(+10%)※2 | 326,810(297,100×1.1) | 329,010(299,100×1.1) |
売付手数料 | 0 | 1,628(329,010×0.495%) |
10年後の価格(全手数料含む) | 326,810 | 327,382(329,010ー1,628) |
10年後の最終利益 | 26,810 | 27,382 |
※1 正確には、信託報酬・経費ともに日割り計算で、毎日引かれます。
※2 10年間で10%の利益が出たとして計算
手数料だけ見たときの最終利益は、投資信託が26,810円、ETFが27,382円となりました。
ETFが572円だけ、得していると分かります。
10年で572円なので、誤差の範囲内だね。
ただし、利益に関係なく、信託報酬と経費の関係は、長く保有するほど差が出てくることを理解しておきましょう。
投資信託とETFの買付・売付価格比較
ココが1番差が出るところ!
ETFにはできますが、投資信託にできないことがあります。
それは、『指値注文』です。
投資信託は、買い&売り注文から数日後に価格が決定します。
株価には日々変動があり
「安くなったので買い注文 → 翌日以降急激に価格が上がる」
なんてことも、当然のように起こります。
コロナショックにより最近の株価は変動が激しいよ。
売るときも
「高くなったので売り注文 → 翌日以降急激に価格が下がる」
と、思ったような売却益を得られないことが多々ありました。
対して、ETFの購入は米国株扱いなので、株と同じく「指値注文」が可能なので、上記のようなことは絶対に起こりません!
指値注文により、理想通りの価格で売買できるので、必然的に儲けを最大化することができます。
「価格の急激な変動による利益の減少」を防ぎたい方は、「指値で注文できるETF」の購入がオススメです。
投資信託とETFの配当利回り(分配金)比較
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 配当
配当はありません。
その代わり、本来配当される分配金を再投資という形で、ファンドの基準価格が下がらないようにしています。
バンガード・S&P500 ETF(VOO) 配当
四半期ごとに配当があります。
直近だと、1.4333ドル/1口の配当金を受け取りました。
1年で4回受け取れるので、ざっくり計算すると、600円/1口といったところです。
配当の割合としては、多くはありませんが、ETF価格の伸びもあるので、合わせて考えると素晴らしい投資対象なのは間違いありません。
配当のメリットとして
- 配当があると、放置しているだけでも資金が増える
株価下落時に、資金+配当金で新たに投資すれば、より多くの口数を購入することが可能
株価が下落 → ETF価格も下落、そんなときに配当金が出ると、正直美味しい。
そして、価格が売却時 > 購入時となってから売れば、二度美味しいんです!
まとめ
やはり私は断然「ETF」派です!
私は投資信託の失敗しました。。。
儲けが極端に減ること数回。。。
投資信託は楽天ポイントの余りでしかやりません!
実際に取引した結果、最終利益は確実に1%〜数%ETFが上だったので、私は「断然ETF派」であり、資金があって購入するならETFで決まりです!
さらに
「投資信託」と「ETF」を比較した結果だけではなく、『リスク分散』できることもETF購入を決めた大きな要因の1つです。
投資のプロであれば、個別の株で上手に儲けられるでしょう。
しかし、私のように資金の少ない個人投資家は、個別株だけではリスク分散させることはほぼ不可能です。
個別株はリスクが高すぎ!資金も足りない!
ETFや投資信託は、少ない資金でリスク分散ができる素晴らしい商品です。
その分、手数料がかかりますが、ファンドやETFをより良い商品にするために常に面倒を見てくれている人がいると考えれば当然のことだと思います。
それではみなさん
株価が下がったときのために、お金を貯めておきましょう。
現場からは以上です!
ではまた(#`・ω・´*)/
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