コンパクトなキーボードが良いけど、テンキーも欲しい!
そんな君にはオリジナル配列のフルキーボードがおすすめだよ。
こんにちは、自称NiZキーボード大好きしゃおです。
コンパクトキーボードといえば60%・70%・80%・テンキーレスサイズといろいろありますが、今回は特殊配列・変態詰込などとも言われるテンキー付きのコンパクトキーボードについてまとめてみました。
英語配列は少ないかと思いきや、意外と種類があったので参考にしてみてください。
キーボード配列の種類
日本では2種類がメジャーだけど、他にもいろいろあるよ。
QWERTY配列からマニアックなものまで
日本で使われているキーボード配列は自作キーボードを除くと主に2種類
- 世界共通の英語配列(US、QWERTY配列)
- 日本標準の日本語配列(JIS配列)
その他の配列については少しだけ触れておく。
英語(US)キーボード:QWERTY配列
- 世界標準のキー配列
- キー数:フルキーボードで通常104キー
・英数字記号キー:47keys
・ファンクションキー:12keys
・テンキー:17keys
・修飾キー(Shift, Ctrl, Windows, Alt, Fn, アプリケーション):9keys
・テンキー横の特殊キー(PrtSC, ScrLk, Pause, Ins, Del, Home, End, PgUp, PgDn):9keys
・カーソルキー:4keys
・その他特殊キー(Esc, Tab, CapsLock, Space, BackSpace, Enter):6keys
日本語(JIS)キーボード:QWERTY(JIS)配列
- 日本独自のキー配列
- キー数:フルキーボードで通常108/109キー
(108と109の違いは右Windowsキーのありなし)
・英数字記号キー:48keys
・ファンクションキー:12keys
・テンキー:17keys
・修飾キー(Shift, Ctrl, Windows, Alt, アプリケーション):9keys
・テンキー横の特殊キー(PrtSC, ScrLk, Pause, Ins, Del, Home, End, PgUp, PgDn):9keys
・カーソルキー:4keys
・その他特殊キー(Esc, Tab, CapsLock, Space, BackSpace, Enter):6keys
・JIS配列 独自キー(半角全角, 変換, 無変換, かな):4keys
- 日本語キーボードにはあって、英語キーボードにはないキーがある
・全角/半角 → 英語キーボードはAlt + `
・無変換 → 英語キーボードはF7
・変換(再変換) → Windows + /
※普段の変換は日本語キーボードと同様SpaceキーでOK
・かな → Ctrl + Shift +CapsLock
※ローマ字入力 ⇔ かな入力 - 英語キーボード上には「¥」キーがない
→Enterキーすぐ上の「\(バックスラッシュ)」で打てます。 - 記号の配置が異なる
→上記キーボード画像の青&赤枠で囲んでいるところ - キーサイズが異なる
・Space → 英語キーボードが長い
・Enter → 英語配列は横長、日本語配列はL字型
・右Shift → 英語キーボードが長い
(修飾キーのサイズはメーカーやキーボードによっても変わります) - 英語(US)配列キーボードのメリット
・記号の位置が日本語配列よりも使いやすい
・キーキャップが豊富&変更が容易
=日本語(JIS)キーボードはキーキャップが少ない&価格が高い
今では英語キーボードの虜
その他の配列
興味本位で調べてみました。基本的な配列から
Dvorak配列
アルファベットの出現頻度や打ちやすさ、打鍵効率向上を追求した配列
Colemak配列
英文の入力に最適化された配列
QWERTZ配列
ドイツ、スイスなどで使用
AZERTY配列
フランス、ベルギーなどで使用
オリジナリティあふれる配列まで
Maltron配列
中央にテンキー、左右キー&親指キーに窪みがあるなどかなり特殊配列
同じキーボードとは思えないが、自然にタイピングしていて不思議な感じ
SSI(スシ)配列
アジのある湯呑み型キーボードで難しい漢字もお茶の子さいさい。
キーボードサイズの種類・フルキーボードとの違い
コンパクトキーボードを使い出すとキーボード沼にハマっちまうぞ!
フルキーボード
- 名前のとおり、すべてのキーが配置されたキーボード
- キー数:英語:101/104キー、日本語:106/108/109キー
- 横幅:約440mm
メーカーによって、音量調節キーや早送り巻き戻しキーなどが追加しているものもあります。
テンキーレスサイズ(TKL)
- フルキーボードからテンキーを抜いたレイアウト
- キー数:英語:87キー、日本語:91/92キー
- 横幅:約360mm
- 何%か?
→87/104=約83.7%
キー数でいえば、80%キーボードに近いです。
- フルキーボードからの乗り換え
- キーキャップを交換してみたい
という方には英語配列のTKLキーボードがおすすめ
キーキャップ交換に興味がある方は、交換するとどう変わるのかイメージしやすいと思います。
80%レイアウト(80%前後)
- フルキーボードから以下を抜き、特殊キーを独自配置したレイアウト
・テンキー
・テンキー横の特殊キー - キー数:英語:82, 84キーなど
- 横幅:295~315mm程度
- 何%か?
→82/104=78.8%、84/104=80.8%
私が愛用しているものが80%キーボードで、ここから一気にコンパクトになります。
70%レイアウト(70%前後)
- フルキーボードから以下を抜き、特殊キーを独自配置したレイアウト
・テンキー
・テンキー横の特殊キー
・カーソルキー - キー数:英語:75キーなど
- 横幅:300mm程度
- 何%か?
→75/104=72.1%
70%レイアウトは取り扱い数が少ないが、ここまできたら60%で良いのでは?と思ってしまいます。
60%レイアウト(60%前後)
- フルキーボードから以下を抜き、カーソルキーや特殊キーの配置をメーカーがカスタマイズしたレイアウト
・テンキー
・テンキー横の特殊キー
・F1~F12 - キー数:英語:66, 68キーなど
- 横幅:約300mm
- 何%か?
→66/104=63.5%、68/104=65.4%
60%レイアウトはコンパクトキーボードの代表格
コンパクトキーボードにハマると、ここへたどり着くようだ。
変態詰込レイアウト
- フルキーボードからテンキー横の特殊キーを抜き、テンキーの上部に特殊キーを配置したレイアウト
- キー数:英語:99キー、日本語:102キー(メーカーによる)
- 横幅:約385mm
- 何%か?
→99/104=95.2%
横幅については(Maestro 2Sより)
- テンキーレス+25mm程度
- フルキーボード-55mm程度
キー数については
- 独自配列により95%(Maestro 2S)
- メーカーによっては100%(NiZ C103)
テンキーレスに近いサイズでありながらテンキー付きという、省スペースフルキーボードです。
テンキーは必須って方は良いかもしれません。
コンパクトなキーボード好きでテンキー付きが欲しい人にはピッタリな商品ではないでしょうか?
コンパクト&テンキー付きキーボードおすすめ
オリジナル配列でテンキー付き&省スペースのコンパクトフルキーボードを紹介するよ
メカニカル
特徴
- 英語配列&日本語配列どちらもあるため、好きな配列を選べる
- 印字:摩耗に強い昇華印刷
- PBT製1.5mmの肉厚なロープロファイルキーキャップ
- CHERRY MXスイッチ搭載(黒軸・茶軸・青軸・赤軸・静音赤軸・スピードシルバー軸・クリア軸)
- macOS風配列最適化モード
- キー入力の切替・制限が可能なDIPスイッチ付き(ハードウェアでキー配列変更)
- PCゲーム使用時に便利な機能(キーロック、USB Nキーロールオーバー、マルチメディアファンクション)
※マルチメディアファンクション:音量調整、再生/停止など - ステップスカルプチャー
- 取り回しに便利な3wayケーブルガイド(3方向へ取り回し可能)
メーカー | ARCHISS |
商品名 | Maestro 2S メカニカル スペースセービングフルキーボード
|
配列、キー数 |
|
キーストローク |
|
押下圧 |
|
キーキャップ素材 | PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂 |
本体サイズ | W385 x D144 x H21~38mm(スタンド未使用時) |
重量 | 1.16kg(ケーブル除く) |
接続方式 | USB |
製造 | 台湾 |
ケーブル長 | 1.8m(脱着式) |
静電容量
特徴
- 信頼性と耐久性に優れた東プレの静電容量無接点方式スイッチ
- 印字:摩耗に強い昇華印刷
- キー入力の切替・制限が可能なDIPスイッチ付き
- 取り回しに便利な3wayケーブルガイド(3方向へ取り回し可能)
メーカー | LEOPOLD |
商品名 | FC980C/EW:白モデル 白・グレーキーキャップ |
配列、キー数 | 英語ASCII配列 98キー |
押下圧 | All45g±15g |
キーキャップ素材 | PBT |
本体サイズ | 386.6 x 145.2 x 19.5〜37.7mm(スタンド含まず) |
重量 | 約1.1kg(ケーブル含まず) |
接続方式 | USB |
製造 | 日本 |
ケーブル長 | 1.8m(脱着式) |
LEOPOLD FC980Cユーザーズマニュアル – ARCHESITE
- 商品名:FC980C/EB:黒モデル 黒キーキャップ
- 特徴&スペックは上記と同じ
特徴
- NiZ静電容量無接点方式スイッチ
- 印字:ダブルショット
- Bluetooth&有線モデル
- プログラマブルキーボード(専用ソフトウェアでキー配置を自由に変更可能)
メーカー | NiZ(※) |
商品名 | NiZ C103 |
配列、キー数 | 英語配列 103キー |
押下圧 | All35g±15g |
キーキャップ素材 | PBTダブルショット |
本体サイズ | 390mm * 159mm * 39mm(スタンド含まず) |
重量 | 約1.1kg(ケーブル含まず) |
接続方式 | USB or Bluetooth |
製造 | 中国 |
※NiZ公式に問い合わせましたが、公式では取り扱いしていないため、「実験的にNiZが製造」or「Keyboards China Storeが独自で製造」のどちらかでしょうが、購入はNiZ公式で取り扱いが開始されてからが安全でしょう。
静電容量&プログラマブルで性能はぶっちぎり。公式はよ!
おまけ
キーボードレイアウト(配列)スコア比較
さまざまなキーボードレイアウトでスコアを取っている猛者がいました。
Keyboard Layout Analyzerを使ったキー配列12種類の比較 – Qiita
普段使っているQWERTY配列はスコア12位ですが、英語キーボードを使用していて使いにくいと思ったことはないので、気にしないでおこう。
キーボード配列QWERTYの謎:なぜ?
- なぜ、キーボードはQWERTY配列なのか?
- なぜ、あんな順番でキーが並んでいるのだろう?
そんな疑問について書かれた本があったので紹介しておきます。
現場からは以上です!
ではまた(#`・ω・´*)/
コメント