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おしゃれブラック!最強空冷クーラーNH-D15 chromax.blackレビュー

マットブラック仕様の最強空冷クーラーNH-D15 chromax.blackレビュー自作PC
この記事は約14分で読めます。
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shao
shao

ハイスペックCPU冷やすなら、どのクーラーが良いの?

D君
D君

CPUクーラーに迷ったら、NH-D15買っとけばOK!

CPUクーラー界で人気&不動の最強空冷クーラーと名高い「NH-D15 」のブラック仕様「chromax.black」を購入したので開封&使用レビューをしていきます。

 

この記事をおすすめしたい方
  • 「Noctua」について知りたい
  • パッケージ(外箱)&パッケージ内の梱包状態を詳しく見たい
  • 本体&付属品を見たい
  • 大型ファン搭載CPUクーラーの注意点を知りたい
  • 「NH-D15 chromax.black」のサイズ感を知りたい
  • 通常の「NH-D15」と「chromax.black」との違いを知りたい
  • ハイエンドCPU「Ryzen9 3900X」を冷やせるか知りたい
  • 付属のグリス「NT-H1」の性能を知りたい

 

Noctuaとは?

Noctuaとは

Noctua情報まとめ
  • オーストリアのコンピュータハードウェアメーカー
  • オーストリアの静音冷却ブランド「Rascom Computerdistribution Ges.mbH」と台湾の冷却スペシャリスト「Kolink International Corporation」が2005年に共同で設立した会社
  • CPUクーラー、ケースファン、サーマルコンパウンド(グリス)を製造しており、30ヵ国以上で販売されている
  • 公式サイトによると、製品に対して3,000以上の賞を受賞しており、愛好家にも高く評価されている

Noctua(ノクチュア)公式

 

NH-D15 chromax.blackについて

NH-D15 chromax.blackについて

特徴

shao
shao

ブラック好きにはたまらない!

もう「ウンコ色」なんて呼ばせない!!

  • Intel & AMDソケット互換
  • サイドフロー&デュアルタワーデザイン
  • 大型140mmファン2基搭載のため、静音性&冷却性に優れる
  • ハイエンドCPU&空冷クーラーで組みたい方向け
  • Ryzenで組む場合、通常のNH-D15だと、SE-AM4にする・AM4対応キットやAM4対応パッケージ版の購入が必要だが、chromax.blackは初めからAM4に対応済
  • マットブラック(つや消しの黒) ← New!

 

クーラー仕様

ソケット互換性Intel LGA2066, LGA2011-0 & LGA2011-3 (Square ILM), LGA1200, LGA1156, LGA1155, LGA1151, LGA1150 & AMD AM2, AM2+, AM3, AM3+, FM1, FM2, FM2+ (backplate required), AM4
高さ(ファンなし)160 mm
幅(ファンなし)150 mm
奥行(ファンなし)135 mm
重量(ファンなし)980 g
高さ(ファン付き)165 mm
幅(ファン付き)150 mm
奥行(ファン付き)161 mm
重量(ファン付き)1320 g
素材
  • 銅(ベースとヒートパイプ)
  • アルミニウム(冷却フィン)
  • 接合箇所&ニッケルメッキ
最大TDPCPU互換性リストを参照
ファン互換性140x150x25(120mm取り付け穴付き)、140x140x25(120mm取り付け穴付き)、120x120x25
納入品目
  • ブラック NH-D15 ヒートシンク
  • 2x NF-A15 HS-PWM chromax.black プレミアムファン
  • 2x 低ノイズアダプター(L.N.A.)
  • 4ピン PWM Yケーブル
  • NT-H1 ハイグレードサーマルコンパウンド
  • ブラック SecuFirm2™ マウントキット
  • Noctua メタルケースバッジ
メーカー保証※6年間

※どこで購入したかに関わらず、Noctuaが6年間保証

 

ファン仕様

型番2x Noctua NF-A15 HS-PWM chromax.black
ベアリングSSO2
コネクター4-pin PWM
最大回転速度(+/- 10%)1500 RPM
L.N.A.使用時最大回転速度(+/- 10%)1200 RPM
最小回転速度(PWM, +/-20%)300 RPM
最大風量140,2 m³/h
L.N.A.使用時最大風量115,5 m³/h
最大騒音24,6 dB(A)
L.N.A.使用時最大騒音19,2 dB(A)
電圧12V
最大入力電力1.56W
MTTF(平均寿命)> 150.000時間

※L.N.A.:低ノイズアダプター(Low-Noise Adaptor)

 

NH-D15が人気&不動の空冷最強クーラーな理由

吾輩が人気の理由

静音性&冷却性

  • Noctuaが冷却フィン・6本のヒートパイプ、ニッケルメッキ仕様の銅製ベースを使用し、定番モデル「NH-D14」をもとに改良を加えた後継モデル
  • 140mmの大型ファン「NF-A15」を2基搭載しているため、風量が多い&騒音が小さい

ファン簡単比較

項目大きいファン小さいファン
風量多い少ない
騒音小さい大きい
D君
D君

静音性&冷却性の優れたクーラーが欲しい人は大きいファンの製品がおすすめ

 

空冷クーラーの寿命は長い

本格水冷や簡易水冷は経年劣化で水漏れなどが起こりますが、空冷クーラーは故障箇所が少ないため、ハズレ製品でない限り10年以上余裕で使用可能です。

※稼働時間にもよります。

 

趣味での使用ですが、私は空冷クーラーが壊れたことは一度もありません。

 

別売りファンを購入&装着可能

また、可能性として壊れやすいのは可動部分であるファンですが、保証期間後にファンが壊れた場合でも、Noctuaでは別売りでファンが購入できるため、本体が壊れない限り半永久的に使用できます

 

 

D君
D君

本体と言ってもほぼフィンなので、強い衝撃を与えない限り壊れない。

 

保証期間

他のファン&クーラーメーカーに比べて特に長く、Noctuaの保証期間は6年です。

 

「6年以内に壊れたら交換OK」ということは、Noctuaは「6年以上は持つ製品という自信の表れ」でしょう。

 

価格

shao
shao

価格はこんな感じ

 

私の購入時の価格は、日本だと

NH-D15が11,000円前後

NH-D15 chromax.blackが16,000円

 

D君
D君

日本はボッタクリすぎ!

米Amazonでの購入をおすすめ

送料含めても日本では高すぎるので、安い方が良い&届くまでの日数は気にならないという方は米Amazon(Amazon.com)での購入がオススメです。

shao
shao

私も米Amazonで購入しました。

米Amazonだと「NH-D15 chromax.black」が99.99ドル、送料10.49ドルの合計110.48ドルで購入することができました。

 

米Amazonのアカウント作成方法と使い方&米Amazonでの購入記事

 

D君
D君

ここからレビュー

NH-D15 chromax.black 外観チェック

shao
shao

まずはパッケージからですが、ブラック好きにはたまりません。

外箱:パッケージ

NH-D15 chromax.black_パッケージ上

パッケージ上には、NH-D15 CHROMAX.BLACKの拡大写真に加え

  • SecuFirm2™ マルチソケットマウントシステム
  • 6ヒートパイプ デュアルタワー ヒートシンク
  • DUAL NF-A15 CHROMAX.BLACK PREMIUM FANS

「NF-A15」のブラック仕様プレミアムデュアルファンであること

  • AWRD-WINNING NH-D15 COOLER

「NH-D15」は、受賞歴があること

が記載されています。

 

表&裏

NH-D15 chromax.black_パッケージ表&裏

パッケージ表には、ファン主体&良い角度で撮られている写真と

  • 最近では当たり前のPWMサポートに加え、ローノイズアダプター
  • 優れた冷却構成

 

パッケージ裏には、ファンとヒートシンク半分の写真に加え

  • パッケージ上・表&裏にあったシステムや構成品の説明

が記載されています。

 

NH-D15 chromax.black_パッケージ横

パッケージ横には

  • ヒートシンクの仕様
  • ファンの仕様
  • 納入品目一覧

 

反対側には、パッケージ裏から続くヒートシンクとファンの写真があります。

 

shao
shao

パッケージ開封するよ。すぐに目に入るのは付属品箱

付属品箱からのスポンジラッシュ

NH-D15 chromax.black_付属品箱

付属品箱を取り出すと

 

NH-D15 chromax.black_付属品下のスポンジ

厚さ20mmのスポンジがあり

 

NH-D15 chromax.black_クーラー本体&ファン箱

CPUクーラー本体箱とファン箱はスポンジで囲まれ

 

NH-D15 chromax.black_クーラー本体下のスポンジ

クーラー本体を取り出すと下にもスポンジ

CPUクーラー本体は、上下左右すべての面からしっかりとスポンジで保護されています。

shao
shao

これが安心のNoctua製パッケージということか!

 

クーラー本体&ファンは、ダンボールでさらなる保護

NH-D15 chromax.black_本体上&横ダンボール

クーラー本体はスポンジに加え、ダンボールで保護

 

NH-D15 chromax.black_ファン上&正面ダンボール

ファンもダンボールで保護されていました。

shao
shao

これでもか!というNoctua製の本気パッケージ!w

 

CPUクーラー「NH-D15 CHROMAX.BLACK」

NH-D15 chromax.black_クーラー本体上

ヒートシンク上には、「Noctuaのロゴ」があり、色はキレイなマットブラックといった感じ

 

NH-D15 chromax.black_クーラー本体横

ヒートシンクのフィンは等間隔に並んでおり、左右対称

ファンは、マザーボードやケースに当たらない範囲で、自由に上下移動が可能です。

 

ヒートシンク&ヒートパイプ&コアプレート

NH-D15 chromax.black_ヒートシンク&パイプ&コアプレート

ヒートパイブ6本がコアプレートからヒートシンクへと熱を送り、大型ファンの大風量により確実にヒートシンクを冷やしてくれるでしょう。

shao
shao

ヒートシンク&パイプ、コアプレートともに一切無駄のない作りで美しい。

 

ファン「NF-A15」

ファン上&正面

NH-D15 chromax.black_ファン上&正面

ファンもすべてブラック仕様

四隅には、振動防止ゴムが付いているため、ファンが高速回転してもガタつくことは全くありませんでした

 

ファンサイズ計測

NH-D15 chromax.black_ファンサイズ計測

ファン自体の横幅は、仕様通り150mm

穴の幅は105mmで、120mmファンの穴と互換性あり

 

付属品一覧

NH-D15 chromax.black_付属品一覧

Intel・AMD両対応かつ、最近のソケットにはほとんど対応済みなので、構成を変更しても使えるのは良いですね。

※CPUがRyzen9 3900Xなので、「ローノイズアダプター・Intelマウント用キット」は使用していません。

 

組み立て時のポイント&注意点

NH-D15の高さに注意!ケースに入るか要確認

NH-D15と同様、このクーラーは高さが165mmもあります。

shao
shao

事前にケース内を測っておきましょう。

メモリの高さがある場合、ファンを少し上に取り付けることを考えると、170mmは欲しいところ

 

ファン取り付け前に、メモリを取り付け推奨

D君
D君

1つだけ注意事項

NH-D15(メモリ側)にファンを付けると、メモリが挿せなくなります。

先にメモリを挿してから、メモリ側のファンは取り付けるようにしましょう!

 

※背の高いメモリの場合、メモリ側のファンを少しだけ高さ調節する必要があります。

 

クーラー固定用ネジは締め具合を均等に回す

NH-D15 chromax.black_クーラー固定用ネジは両方を均等に回す

クーラー固定用ネジは、締め具合を均等にするため、左側を2~3回回したら、右側を同じ回数回すといった感じで締めていく。

グリスがはみ出さないように!

 

グリスの塗りすぎに注意

NH-D15 chromax.black_グリスはみ出しテスト

付属のグリス「NT-H1」がどのくらい伸びるか分からなかったので、一度目はテストとして、多めにグリスを付けて固定してみました。

shao
shao

結果、少しはみ出ましたw

アルコールでグリスを除去し、一度目よりも少なめにグリスを塗って装着すれば完了です。

 

使用レビュー

サイズ感はどんな感じ?

自作PC_電源を取り付け、スイッチ類とSATAを接続

サイズ感としては、写真のとおりです。

ケースは「Define R5」ですが、この圧迫具合なので、正直デカいです。

shao
shao

グラボが小さくて可愛いですw

 

 

Ryzen9 3900Xを冷やせるか?

Ryzen9 3900Xを冷やせるか

せっかくなので、NH-D15 chromax.blackに付属のグリス「NT-H1」でハイエンドCPUを冷やせるかテストしてみました。

 

Ryzen9 3900Xを「NT-H1」でのベンチマークテスト結果

D君
D君

室温27℃でも十分に冷やせているね!

 

ベンチマークテストをしましたが、私の環境下では、音は全く気にならず、デカさゆえ、余りある冷却性能を披露してくれました

 

付属のグリス「NT-H1」について補足

Noctua公式より
  • ハイブリッドサーマルコンパウンドで、国際的なハードウェアのWebサイトや雑誌から150以上の受賞&推奨
  • 優れたパフォーマンス&使いやすさ、長期安定性から世界中のオーバークロッカーや愛好家の間で定評がある
  • 空冷式&水冷式、CPU&GPUアプリケーション、オーバークロック、静音システムで、優れた結果を保証する実績あり

つらつらと書いてありますが、後継品の「NT-H2」もありますし、単品として購入することはないですね。

ただし、「付属グリスとしては優秀」というのは間違いないです。

 

ただし、単品でグリスを購入するなら、定番のものを購入した方が良いでしょう。

ド定番

柔らかく伸ばしやすい

オーバークロッカー清水氏推奨猫グリス

 

通常のNH-D15とchromax.blackとの違い

D君
D君

マニアックなので、興味なければ読み飛ばしてOK

  • 黒色は放射率が高いため、パフォーマンスが向上

放射率 – Wikipedia

 

  • 黒色は熱を放射するのに6~8%効果的だが、「強制空気条件下では現れない」(つまり、ファンの空気を当てている状態)

An introduction to Heatsinks and Cooling – Heatssinks and Cooling

「4.8. Black surfaces」に記載があります。

 

結局、ファンの空気を当てている状態だと、黒色でも影響がないため、パフォーマンスは同様であり、性能に違いはないと言えます。

shao
shao

シングルファンにして、NH-D15と比較してみると、上記記事が検証できておもしろいかも。

 

ただし、外観については「」と「」で完全にイメージが変わります

私の中では、クールな見た目の「chromax.black」一択でした。

 

まとめ

NH-D15 chromax.blackとは
  • ブラック好きにはたまらないオールブラック仕様のCPUクーラー
  • Noctuaのパッケージや製品の梱包状態は安全確実
  • ファンの前に、先にメモリを取り付ける
  • サイズ感として、大きいのは間違いないが、静音性はもちろんのこと、冷却性は特に信頼できる
  • ハイエンドCPU「Ryzen9 3900X」でベンチを回しても、余裕で冷やせる&付属のグリス「NT-H1」で問題なし
  • 「NH-D15」と「chromax.black」に性能の違いはないが、ファンを外すと異なる可能性あり

 

ハイエンドCPUを冷やすためのクーラー選びは初めてでしたが、空冷クーラー王道のNoctua製品を選んだのは大正解でした。

 

もし使っていて異常が起きたら、すぐにNoctuaに連絡して、交換してもらい、記事を書きたいと思います!

 

起きないと思いますがw

 

shao
shao

ここからは、ブラック仕様のNoctua製品と、人気の製品の紹介です。

Noctua製CPUクーラーの紹介

D君
D君

ブラック仕様

chromax.black(オールブラック)

CPUクーラー

 

ファン

 

shao
shao

人気なのはこの辺り

人気

 

D君
D君

種類はまだまだあるので、探してみてね。

 

現場からは以上です!

ではまた(#`・ω・´*)/

 

 

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