クリアな音を聴きたいんだけど、スピーカースタンドはどれが良いの?
それなら金属製が良いよ!
こんにちは自称オーディオ向上委員のしゃおです。
ようやく悩みに悩んで決めたスピーカースタンドが届きました。
今回はスピーカーの性能をフルに発揮するため、金属製のスピーカースタンドCLASSIC PRO MSTを購入したので、MO-SPSと徹底比較&製品レビュー、音の変化について書いていきます。
キクタニMO-SPSとCLASSIC PRO MSTの違い
項目 | キクタニMO-SPS | CLASSIC PRO MST |
天板&底板サイズ | 24×21cm | 24×21cm |
高さ | 20.6cm | 21cm(パッド含む) |
金属板の厚み | 天板:2.3mm 底板:2.8mm | 天板:2.5mm 底板:2.5mm |
重さ | 2.2kg/1台 | 2.27kg/1台 |
支柱の太さ | MO-SPS < MST | |
耐荷重 | 12kg/1台 | 30kg/1台 |
金属板の肌触り | ガサガサ (ググった結果) | ツルツル (レビュー参照) |
支柱の肌触り | ガサガサ (ググった結果) | ガサガサ (レビュー参照) |
※太字:明らかにスペックの異なる箇所
疑問点はサウンドハウスに問い合わせて確認
CLASSIC PRO MSTの天板&底板の厚みは、どちらも2.5mm
サウンドハウスにはMO-SPSの販売も行っていたため、2つの商品の違いも問い合わせて回答をいただきました。
サウンドハウスさんご迷惑をおかけしました。
MO-SPSの金属板の肌触りはググってみた画像やレビューで判明しました。
デスクに置けるモニタースピーカースタンド「キクタニ MO-SPS」 – watanabemitsutoshi.com
金属板と支柱のドアップ画像では明らかにザラザラに見えます。少なくともツルツルではありません。
デスクトップに最適なスピーカースタンドです – ZIGSOW
「ザラついた黒の塗装がされています」と書かれているので確定
CLASSIC PRO MST開封&使用レビュー
外箱はシンプルな白色のダンボール
シンプルな箱で、手前にMSTと記載されています。
天板と底板(金属板)
左:底板、右:天板
ずっしりとした重さがあり、ツルツルとした塗装です。
支柱
支柱はザラザラとした肌触りで、問い合わせの回答のとおり少し太めな分、耐荷重が30kgと頑丈になっている。
太さ:約5cm
組み立て
まずは底板から4本のネジ締め
一気に締めるのではなく、穴位置を合わせながら対角線上のネジを少しずつ締めていく。
ネジ4本を締め終わると、こんな感じで金属板内のネジ穴にキレイに納まる。
左:斜め上から撮影、右:デスクに近い高さから撮影
天板も同じように4本のネジを締めて完成したので、さっそくスピーカースタンド&スピーカーを設置
ウルトラワイドモニターが38インチと大きく、スタンドを斜めに設置すると場所を取るため、スピーカーのみ私の方を向くように置きました。
スピーカースタンド設置後のモニター含む全体像
良い感じ。
- デスクからツィーターまでの高さ:40cm(実計測:R1280DBs)
- デスクサイズ:幅140×奥行70
計画通り、ちょうど耳の高さにツィーターを持ってくることができました!
モニターはアームを使用しているため、高さは自由に変更可能です。
通常のモニタースタンドを使用している方であれば、スピーカーとモニターの高さは同じくらいになるのではないでしょうか。
スピーカースタンド設置前と設置後の音を比較してみた
正直に言って、すごく良いです。
スピーカースタンドを設置した方がよく言っていますが
- 設置前 → 音が少し遠い場所から聴こえていた。
- 設置後 → 音が近くから聴こえる!
『ツィーターと耳の高さが合う=音が耳にまっすぐ届く』のを初めて体験しました。
動画を見ていて、聞き取りづらい声があったときには巻き戻し+音量を上げる必要がありましたが、スタンド設置後は明らかにそういう場面は減りました。
スタンドを購入するか迷っている方は、分厚い本や適当な箱などの上にスピーカーを置き(ツィーターの高さを耳に合わせて)、音の聞こえ方がどうなるか試してみてください。
おそらくスピーカースタンドをすぐ購入してしまうと思いますw
スピーカー&スピーカースタンドの地震対策
- 左:100均の耐震マット 厚さ5mm
- 右:ホムセンのマイクロセルポリマーシートPORON 厚さ5mm
机の端に置いているため、地震があったときにズレ落ちてしまう可能性があったので、簡単な地震対策を施しました。
スピーカースタンド底に耐震マットを貼り付け
100円のくせに生意気なくらいグリップ力がある。
写真左:貼る前、写真右:マイクロセルポリマーシート(HH-48C)を貼った状態
マイクロセルポリマーシートの表面はツヤツヤしていて、一見滑りやすそうに見えますが、デスクにツルツルな面置いて押してみましたが、簡単には滑りませんでした。
体育館でバスケットシューズの音がキュッ!っと鳴るようにグリップするイメージに近いです。
- オーディオ、家電、OA機器等の足ゴムに使用されている高硬度タイプ
- 「C」は滑り止め効果あり
購入してから知りましたが、オーディオ用としても使われているようです。
マイクロセルポリマーシート(HH-48C)スペック詳細
項目 | スペック |
厚さ(mm) | 0.8・1・1.2・1.5・2・3・4・5 |
密度(kg/m3) | 480 |
引張強度(MPa) | 2.65 |
伸び(%) | 140 |
引裂強度(N/mm) | 7.4 |
25%圧縮荷重(MPa) | 0/39 |
圧縮残留歪(%) | 4.7 |
参考サイト:PORON HH-48C – RIC、PORON HH48C – ゴム通
問題点
外観に不満爆発(性能は問題ない)
届いた2つのうち、1つのスタンドの出来が良くありませんでした。
支柱の左側は塗装が雑なのか波打っている感じで、その右には傷もあります。
左赤丸の左上に小さな欠け、白っぽくなっている所は汚れではなく傷
塗装の剥がれ
この支柱には複数箇所に同じような傷がありました。
金属板には気泡 or 塗料がハネた跡のようなものが複数
これはヒドい。。
返品しようか迷いましたが、面倒なのでそのまま使っています。
サウンドハウスさんのHPへレビューを書いたところ、交換対応をして頂きました。
1つはアタリ、1つはハズレを引いたってことだね。
製品を作った業者は検品をしているのでしょうか?
これではどんなに安かろうと、正直おすすめすることはできません。
- 注文商品出荷メールに『商品レビューのお願い』とあったので、商品に傷があったことなどを正直に書く
- メールが届く
「交換の対応をさせていただければと思います」+写真を要求される - スタンドに傷があったのは1つのスタンドのみと伝える文+傷などの証明写真を数枚撮り、メールにて送付
- 返信があり、「商品を着払いで送ってください」とのことだったので、返品準備をして、佐川急便により集荷
- 『在庫も同等でした』『念の為交換致しました』と記述のある完了報告書とともに交換品が届く
交換品について
『在庫も同等でした』『念の為交換致しました』とのことで、確認します。
金属板ですが、ネジ穴に少し凹み+マッキーペンで塗ったような跡がありました。
支柱の傷については、交換前とほとんど変わっていません。
だがしかし!
1箇所、ネジ穴がバカになってました。クルクルといつまでも回ります。
仕方がないので、金属だと接着力の弱い木工用ボンドを使い、固定しました。
(外す可能性を考えて、瞬間接着剤は使用せず)
ヒドいね!悪化してる。。。
完全に不良品が送られてきました。
送られてきたものは一度返品されたものではないかと疑いたくなります。
面倒なのと、これ以上悪化させたくないので返品しません。
サウンドハウスさん、CLASSIC PRO MSTは安い&対応も早いと感じたけど、商品がこんな状態ではおすすめできませんよ。
まとめ
実際にスタンドにスピーカーを置いて、動画や音楽を流してみた結果
- デスクに置いたときに重量があるため、ガタもなく安定
- ツィーターの高さが耳に近く(直線上)なり、スピーカーからの音がデスク上にあったときに比べ、かなり近くなる。
今回、スピーカースタンドはハッキリと効果があることが分かりました。
スタンドを使うことで、スピーカー本来の音(機能)により近づけることができたのではないかと思います。
- 格安の金属製スピーカースタンドが欲しい
- 塗装ミスや傷は少しなら気にしない(遠くから見れば気にならない)
- 塗装ガチャで良品を引く自信がある
- 塗装ガチャで粗悪品を引いたら返品する(返品できるかは不明)
- 金属製のスタンドなら最安製品
- 金属板はツルツル
- 購入時点では、Amazonよりもサウンドハウスの方が安い
傷などが気になる方
- CLASSIC PRO MSTとほぼ同じ
- 金属板はガサガサ
- +1000円出して品質の安定した物が欲しい方はこちらがおすすめ
現場からは以上です!
ではまた(#`・ω・´*)/
コメント