エンジンオイル交換したいけど、どれがいいの?
オイルを自分で選びたいかどうかで変わるよ。
どうせなら自分で選びたいな。
- エンジンオイルの「種類」「粘度」「交換時期」を知りたい
- 「オイルブランド」が気になる
エンジンオイルについて
エンジンオイルとは?
エンジン = 人間の心臓とすると、エンジンオイル = 血液
血液はドロドロよりもサラサラなキレイな状態が良いと言われますよね?
エンジンオイルも同様で、汚れると色が変わりドロドロになります。
なので、エンジンオイルはキレイな状態を維持できるよう定期的に交換しましょう!
ちなみにエンジンオイルは、オイルの元となるオイル(ベースオイル)に 添加剤を配合して製造されています。※以降ベースオイル
エンジンオイル6つの役割
エンジンオイルには大きく6つの役割があります。
簡単に書いていくよ。
①潤滑 ・・・ 金属摩擦を減らすことで、金属摩耗を防ぐ
②密封 ・・・ピストンとシリンダーの隙間を油膜により密閉することで、ガス抜け・パワーロスを防ぐ
③冷却 ・・・エンジン内の熱を吸収し、冷却
④緩衝 ・・・金属の部品が直接触れないようにクッションの役目をさせ、振動を緩和
⑤洗浄 ・・・ エンジン内部の汚れを取り、キレイに保つ
⑥防錆 ・・・ エンジン内部を空気に触れさせないようにすることで、錆の発生を防止
1つのオイルでこんなにも仕事をしてくれています!
ありがとうエンジンオイル!!
エンジンオイルの有名ブランド紹介
有名ブランドや店によく置いてあるものはこんな感じ。皆さんが聞いたことがある商品もあるのではないでしょうか?
安けりゃ良いって方はCastrol GTXの特売狙い、オススメは信頼のMobil1、コスパはMobil Superシリーズ!
- 持ち込みや少しの劣化も許せない!って人は3~4L缶
- 自分で交換するし、置き場もあるよ!って方はペール缶(20L)がお得!!
各ブランドの製品情報に詳しい説明があるよ。
アッシュ(ASH)
FSE E-Spec、FS、VSE、PSE、VFS、MOなど
サーキット走行などの本格的なレーシング・ストリートでもタフに使えるオイルからコストパフォーマンスの高いオイルまで幅広く扱うブランドです。
化学合成油が多いため値段が高く感じる。
エンジンオイルにこだわりのある方が購入されているブランドです。
エネオス(ENEOS)
SUSTINA、FINE
ガソリンスタンドはよく見かけると思いますが、エンジンオイルも取り扱っています。
SUSTINA
特許を多数保有するENEOS独自の技術で、省燃費性能を長期にわたり引き出し、エンジン内部のスラッジの蓄積を防ぐ。
「長く大切にクルマを乗り続けたい」、そんなあまたへお届けする超高性能オイル
FINE
幅広い粘度ラインアップで、さまざまな車種に対応
カストロール(Castrol)
エッジ(EDGE)、マグナテック(MGNATEC)、GTX
どこの店でも置いてある有名ブランド
安い物を短期間で交換するという方にはGTX(鉱物油)がおすすめです!
よくセールになっているので、安い時に買いだめしましょう。
クエーカーステート(Quaker state)
アルティメット デュラビリティ、エンハンストデュラビリティ、アドバンスト デュラビリティ
株式会社レッドアンドイエローが扱う商品の1つ。金と緑が目印
TAKUMI
TREME、HYBRID、HIGH QUALITY、STANDARD
サーキットから街乗りまで、あらゆるニーズに対応。MADE IN JAPAN
ペンズオイル(PENNZOIL)
プラチナム(PLATINUM)、ゴールド(GOLD)、ハイマイレージビークル(HIGH MILEAGE VEHICLE)など
グレード毎に異なるテクノロジーを使用し、清浄性を発揮、エンジン内部の汚れを落とし長期にわたりきれいに保つ。
モービル(Mobil)
Mobil1、Mobil Super 3000・2000・1000・数字なし、Mobil Super K-Concept、Mobil Specialなど
こちらもどこの店でも置いてある有名ブランド
私もモービル製品を愛用しています。
30万回のエンジン始動と停止で証明された性能と耐摩耗性。ハイブリッド車や省燃費車・軽自動車・過酷なターボエンジン用など車種に合わせたオイルが選択可能
モリグリーン(Moly Green)
モリグリーン PERFECT、プレミアム、セレクション、ジャストフィット、ベーシック
オリジナルブランド
国内外オイルブランド代理店の経験を活かし、ユーザーニーズをもとに作り上げた製品
人にやさしい経済性と静音性、車に優しい保護耐久性、地球にやさしい環境対応性能を重視した製品開発を勧めている。
トヨタ(TOYOTA)
GRモーターオイル、キャッスル
サーキットでのタイムアップや上質な走りを目指したモーターオイルと、トヨタ車のエンジンのために特別に開発された高品質なオイル
(他メーカーのSN 推奨車にも使用可)
日産(NISSAN)
ストロングセーブ、エクストラセーブなど
近年の新型車の多くに使用されている省燃費オイル
ホンダ(HONDA)
ウルトラNEXT、ウルトラGreen、ウルトラLEO、ウルトラLTD、ウルトラGOLD、ウルトラMILD(順不同)
エンジンの耐久性と省燃費性能を高次元で両立させた次世代エンジン用オイルから、ハイブリッド&低燃費ガソリンエンジン用オイル、100%化学合成高性能エンジンオイル、幅広い車種に対応したマルチタイプなど種類が豊富です。
車種に合った種類・粘度のエンジンオイルを選びましょう。
エンジンオイル詳細
エンジンオイルの種類とは?
一般にエンジンオイルの種類とは、ベースオイルのことで、化学合成油・部分合成油・鉱物油の3種類があります。
化学合成油
- 化学的に合成したベースオイル
- 劣化しにくく、潤滑や洗浄性能が高い
- 価格は高い。
- レースやスポーツ走行をする方やオイルにこだわりたいという方にオススメ
部分合成油
- 鉱物油に化学合成油を混ぜ合わせたベースオイル(シンセティックとも呼ばれる)
- 鉱物油に化学合成油を混ぜ合わせることで、オイル性能をアップ
- 価格は中間
- 毎日車に乗る方や、高速走行が多い方にオススメ
鉱物油
- 原油から不純物を取り除いて精製されたベースオイル
- 現在最も普及率が高く、価格も安い
- 普段、街乗りやたまに高速走行される方にオススメ
エンジンオイルの粘度
エンジンオイルは、車種や走り方によって適切な粘度のものを選ぶ必要があります。
簡単なので覚えておこう
- ハイブリッド車 → 0w-16
- ハイブリッド 及び 省燃費車 → 0w-20
- スポーツカー → 5w-40
- 迷ったら 5w-30 を選んでも良いが、純正が0w-20だと少し燃費が落ちるので、確実なのは「車両取扱説明書(車検証が入っているアレ!)」を確認すべし!
- 車検証の「型式 オイル適合表」でググってもOK
エンジンオイルの規格
エンジンオイルの品質は「API(米国石油協会)」と「ILSAC(日米自動車工業会)」によって定められています。
アルファベット2文字で表されるAPIの分類「S◯」を確認しよう!
- アルファベットが後ろの方が性能が高い
SN > SM > SL(性能順)
- 現在の規格(グレード)としては、SA ~ SNまで
- 売っているのもSLくらいからだから、それ以降のものは気にしなくてOK
- 私たちが乗る一般の車には「SN」グレードのものを入れておけば間違いない!
エンジンオイル交換時期
オイルの交換時期は車種と使用状況によって異なります。
一般例をあげると(ノーマルコンディションの場合)
車種 | 距離 | 時間 |
ガソリン車 | 10,000 ~ 15,000km | 1年 |
ターボ車 | 5,000km | 6ヶ月 |
ディーゼル車 | 10,000km | 1年 |
※ ハイブリッド車はガソリン車と同じで良い
※ ディーゼル車は専用のディーゼル車専用のオイルがあるので、自分で選ぶ時は注意
しかし、シビアコンディションだと、上記の距離・時間がすべて半分になります。
シビアコンディションとは?
- 走行距離が多い(目安:20,000km/年)
- 悪路走行が多い
- 山道や坂道が多い
- 短距離走行が多い(目安:8km/回)
- 低速走行が多い(目安:30km/h以下)
意外にも、近場への買い物のみの使用だと、短距離走行や低速走行が多い場合に含まれるので、結構多くの方がシビアコンディションに該当するのではないでしょうか?
まとめ
- グレードはSNを選んでおけば間違いない
- 粘度は車種ごとに異なるが、スポーツ走行多めなら高粘度、省燃費車なら低粘度
- エンジンオイルはベースオイルで性能がほとんど決まる
- ベースオイルの選び方は
- 大事に乗りたい or 金ならある人 → 100%化学合成油
- 性能と価格の良いとこ取りしたい → 部分合成油
- 安い or 走るならなんでもOK → 鉱物油
- 交換時期はコンディションによるが、多くの方はシビアコンディションに該当
※ ディーラーでも普通に鉱物油を入れているので、乗り方に合った適切な距離・時間でオイル交換しているならば、全く問題ないです。
※ ただし、鉱物油にもグループ1~5までの種類があります。
気になる方は覗いて見てください。
ここまで気にする人は車好きだけだと思いますがw
ではまた(#`・ω・´*)/
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